幼い豆太とやさしいじさまの心温まる物語。臆病豆太が勇気を奮い立たせるできごとがあり、本当のやさしさ・思いやりの意味が伝えられます。霜月二十日の晩、モチモチの木に灯がともるという言い伝えは、夢のような美しいイメージを加え、豆太の勇気をたたえます。
山菜をとりにいって,山ンばに出会ったあや。やさしいことをすると美しい花がひとつ咲くという花さき山の感動のものがたり。心にのこる名作絵本です。
ジオジオはライオンの王様です。でも、ひとりぼっちでした。そこへ……。年老いたライオンと小鳥との心の交流を、やさしく語りかける文章と、明るい色彩の絵で描いた絵本です。
アリのありこはおつかいの途中、道草をくったばっかりにカマキリにのみこまれ、そのカマキリはムクドリに、ムクドリはヤマネコに……。楽しいぐるぐる話が絵本になりました。
ひとりぼっちのおおかみは、仲間を求めて、ぶたの町、うさぎの町、とさまよいますが、どこへ行っても仲間はいません……。今までの絵本にはない、斬新なテーマに取りくんだ意欲作です。
ぼくはおっぱいなんてきらいだ。お兄ちゃんになった男の子のやるせない思いがぐっと胸にせまってきます。
ぼくはパンツがきらいだ。お母さんもお父さんもきまりだからというけれど、ゴムはきついしかゆくなるし、ぼくはパンツがきらいだ。
公園であうあのこ。ぼくはあのこがきらいなんだ。おにごっこしてもすぐつかまっちゃうし、かみのけはくるくるしてるし、わらうとまえばが1ぽんない。だけど…。少し大きくなった主人公の男の子の初恋...
たまねぎ、にんじん、れんこん、とまと、かぼちゃ、なす、きゅうり……。子どもたちに身近な野菜たちを、リズミカルで楽しい詩で表現していきます。ユーモアあふれる絵もすてきです。
体があるからできる、感じることを詩的な文と輝くような絵で描く、体賛歌の絵本です。